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レンズがくもりがちで気になります。

一週間前からを始めましたが、レンズがくもってしまって困っています。右眼はいいんですが、左目の方はレンズを入れた途端にくもります。寝るときに付けるレンズだから、あまり見えなくてもいいかな?とも思うのですが、どうせなら付けた時にもスッキリ見えたいです。どうにかなりませんか?

三井メディカルクリニック

オサート/オルソKに使用しているレンズには、酸素透過性に優れた、高性能素材を用いています。今までの従来型オルソKで一般的に使われているレンズ素材は、酸素透過性を表す単位であるDk値で表すと、50から60程度です。この程度のDk値であっても、理論的には夜間装用が十分に可能です。しかし、当院で行っているオサートに使用しているレンズのDk値は、何と100から170程度という非常に高い酸素透過性能を持った素材です。もちろん、酸素透過性が高ければ高いほど、角膜に供給できる酸素量が増えるので、それだけ安全性も高くなります。しかもDk値が高くなるとレンズが幾分柔らかめになるので、装用感も優れていきます。

その点ではDk値の高いレンズを使用することはいいことずくめなのですが、唯一「レンズがくもりやすくなる」という欠点があります。それは酸素透過性が高まるにつれて、涙の中の蛋白質や油性成分がレンズ表面に吸着し易くなるからです。したがってレンズがくもるのは高性能であるがゆえの結果なので、安全性と効果とに影響はありません。

しかし、せっかくフルカスタムで作ったレンズがあまり良く見えないのは心理的に満足感が低下しますので、レンズの素材を変更することで対応します。現在、当院では5種類の素材から患者様の目の状態に応じてレンズ素材を選択していますので、このような場合にはごくわずかな費用でレンズ素材を変更しています。

患者様の中には花粉症の時期にだけは違う素材のレンズを着けて、花粉症の異物感に対応している方もいるくらいです。

ただ、患者様によってはもともとアレルギー反応が強くて涙の蛋白質や油性成分が多い場合もあります。お化粧の油性成分が目に入ってレンズがくもることもあります。このような場合には、適切な洗浄液や蛋白除去液/除去剤をお勧めしています。アクティバタブレットやプロージェント、あるいはバイオクレンL-1などです。特に当院で開発したオサートレンズケースには、アクティバタブレットを滴下保持できる部分を作ってありますので、これを一週間に一度程度使っていただければ、蛋白や油性成分はだいぶ取れると思います。以前はバイオクレン・ミクロンもお勧めしていましたが、これを使ってこすり洗いする際にレンズを破損する患者様が多かったので、現在ではこすり洗いが不要なシステムをお勧めしています。

それでも落ちないしつこい汚れであれは、院内で超音波洗浄しますので、受診の際にお申し付けください。