今日はじめて気づいたのですが、朝起きてレンズを外そうとして鏡をみたら、レンズがずれてました。右の方だけ、ちょっと鼻側にずれて、なかなか外せませんでした。今までそんなことがなかったのでびっくりしましたが、大丈夫でしょうか?今日はちょっと右側がいつもより見えにくい気がします。
レンズがずれるのには主に二つの原因があります。一つはレンズのフィッティングがゆるすぎてズレてしまう場合。これはレンズデザインを変更しないと改善しません。このレンズフィッティングがゆるすぎてズレてしまう場合は、レンズの装用を開始してまもなくから生じますので、今回の場合には相当しません。
もう一つは、寝方の問題です。どんなにレンズフィッティングが良くても、寝相が悪くて目の一方向に枕からの力が加わる場合には、どうしてもレンズがズレてしまう場合があります。レンズ装用を開始してしばらくは、皆さん大変気を使ってくださるので、最初からレンズがズレることは殆んどないのですが、だんだん当初の緊張がとれて自由に寝るようになると、寝相が反映してズレてくることもあり、比較的小さなお子様に多いです。夜レンズを付けて寝る治療なので、ある程度はこのような状態が起こることを想定しています。お尋ねの状態を推測すると、右側を下にして寝る傾向が強いために、右側から枕がレンズを押してしまって、鼻側にズレたものと思われます。ズレた分だけ、いつもと違う場所が凹レンズ化するために、少し見えにくくなります。
もちろん上を向いて寝ていただくのが最も良い解決法なので、寝方については細かくご指導いたします。特に、治療を開始してレンズの位置が定まるまでの1週間程度が、この治療においては最も重要な時期なので、その間の寝方については、レンズがずれそうな患者様においては特別に注意してご指導する場合もあります。
寝相がどうしても改善されない場合であっても、使っているレンズに調整を加えることでレンズ位置が改善することもあれば、レンズサイズを含めてデザインを変更することで対応することも可能です。あるいは、ネックカラーを首に装着して寝相の改善を図ったり、寝相が悪くても目に直接圧迫のかからない形状の枕をお勧めしたりもしています。また患者様方からご要望が強いので、この治療に特化した「オサートピロー(枕)」や「オサートアイマスク」を、現在開発中です。これらを付けていただければ、おそらく寝相によるレンズのズレは解決されると思います。
すでに当院ではオサートレンズに特化したレンズケースも開発し、患者様には好評です。今まで日本には存在しなかった治療を初めて展開したわけですから、これからもこの治療をサポートする周辺機器などを順次開発して、当院の患者様方に提供していきたいと考えております。